先輩インタビュー

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在学生

深く学ぶにつれて
化学の面白さに惹かれていった

工学部
応用化学工学科 応用化学コース 4年(2024年度時点)
京都府立南陽高等学校出身
峰 梨乃さん

峰 梨乃さん

高校生の頃、祖父が病気で亡くなったことをきっかけに興味をもったのが「食と健康の関係性」でした。もともと化学が得意だったこともあり、 化学と生物の両方を学べる応用化学コースへ進むことを決めました。大学では、高校では学ばなかった現象や原理など、科学をより高度なレベルで学べます。私たちが何気なく使っているものの多くも、物質の特徴をうまく活かして生み出されていることを知ることができ、ますます化学への興味が深まりました。4年間化学を学んだことで感じたのは、学問としての面白さです。身の回りのものや体内で起こる様々な反応は、化学式で表すことができます。見えない反応も式で表せば、何が起こっているのか理解し、活用することができるのです。将来は、バイオ分野で食に関わる仕事に就きたいと考えています。農薬、発酵、添加物など、食と関わりが深い化学。大学での学びを活かして、人の食をサポートしたいです。

4年間のSTEP
1
年次

総合教育で、工学以外の授業も学ぶことができます。高校レベルの専攻外理系科目から、一般教養での建築学など、その内容はさまざまです。計算や実験の基礎など、2年生以降のベースを身に付けたほか、広く理系分野に触れることができたおかげで、新たな分野への興味が広がりました。

2
年次

大学レベルの化学を本格的に学び始めます。高校範囲では割愛されていた細かく複雑な部分に焦点を当て、原理を知ることができました。化学を理解するうえで、今まで抜けていたピースが埋まり、理解がより深まる。そうすることで、3年生以降の実験や研究の土台を築きます。

3
年次

週に2回実験を行いました。2年間で段階的に身に付けた知識を活用して、目の前で現象を再現、観察しデータ化できるのが実験の醍醐味です。実験では、自ら手を動かすことで、事前に学習した工程の一つひとつの大切さを実感することができました。

4
年次

より専門的な実験操作を学び、研究を進めています。また、研究室では、自分の研究の発表や論文の読み合わせも実施。論文を理解するための論理的思考力、データをまとめて結果から考察する研究のための基礎力を身に付けられました。4年間で培ってきた知識や力を基に、食と化学に関する研究を進めています。