先輩インタビュー

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在学生

同級生との議論を通して磨いた
協働して物事を進める力

理学部
生命科学科 細胞コース 4年(2024年度時点)
富山県立高岡高等学校出身
前澤 有希乃さん

前澤 有希乃さん

星や生き物の観察に夢中になった小学校時代。中学校や高校で理科の様々な分野を学習するなかで、ますます生物分野に関心を持つように。生き物が遺伝子=タンパク質レベルで操られているという事実を知った際は、生物を分子レベルで理解したいと思うようになりました。こうして生物分野への興味が掻き立てられた私ですが、理科全般も学びたかったため、生命科学専攻を選択しても化学や物理実験も学べる兵庫県立大学に進学しました。大学の授業は双方向的で、同級生と議論や実験を行う機会が度々あります。わかりやすく伝えること、ためらわずに質問すること、グループとしての意見をまとめること。他者と協力して問題解決に導くことは簡単ではありませんが、授業を重ねることで、たとえ困難な課題であっても協力して乗り越える姿勢が身に付き、成長したと感じています。今後も、さまざまな人と知恵を出し合うことで一つずつ課題を乗り越えていき、将来は子どもの頃から憧れていた研究者として、新たな生命現象を発見したいです。

4年間のSTEP
1
年次

一般教養の授業は、他学科や異なる学年の学生との交流や、フィールドワークでさまざまな環境を体験ができる良い機会でした。授業を通して自分にはない新しい考え方や知識を得ることができ、刺激を受けました。1年生で自身の視野を広げられたおかげで、その後に出会う課題に柔軟な思考で臨めたのだと思います。

2
年次

化学実験で、実験の一連の流れを身に付けました。作業内容を予習して自分用のフローチャートを作成し、実験中はノートをとりながら進めていく。高校までは全く経験したことが無かったこの研究活動の基礎を、何度も何度も繰り返し身に付けました。

3
年次

生命科学実験を行いました。実験は必ず予想通りの結果が出るとは限らず、実際に行ってみないと何が起きるかわかりません。また、その結果に対しても「なぜ起きたのか」と本気で考察することまでが重要なのです。実験の難しさを実感しましたが、その分、納得のいく結論を導き出せた時の達成感も大きかったです。

4
年次

マウスの筋肉における神経を対象とした卒業研究を行っています。この研究を通して、人間の筋肉に関する病気の治療法につなげることが目標です。卒業研究では、3年生までとは異なり、自分で研究目標や計画をたてたり、先行研究を読み漁って必要な情報を収集したりと、主体性が求められます。途中で思うようにいかないこともあり、苦労することもありますが、最後までやり遂げた経験は自信につながりました。