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活動レポート

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セミナー「SDGsと国際交流」が開催されました。

[環境人間学部] 2022.11.10

10月25日(火)に姫路環境人間学部キャンパスで、日本国際連合協会兵庫県本部セミナー「SDGsと国際交流」が開催され、第一部では、環境人間学部 高橋綾子教授による「SDGsと国際交流」についてのご講演、第二部では、事例発表として、環境人間学部 岸田夕奈さんが国際協力の取組みについて発表されました。

このイベントは、前日の10月24日から始まった「兵庫県SDGs WEEK」関連事業として、日本国際連合協会兵庫県本部、(公財)兵庫県国際交流協会、兵庫県立大学が主催となり、現在期待と関心が高まるSDGsの全体像を捉え、SDGsからの学びを国際交流に活かし、地域発展に貢献することを発信するイベントとなります。
この日は、本学学生だけでなく、国際交流に関心のある市民の方々を含め約150名の皆さんが参加され、会場の大会議室が満席となる盛況ぶりで、関心の高さを実感しました。

第一部講演「SDGsと国際交流」では、高橋教授から、SDGsに対する疑問、背景、歴史、全体像に始まり、SDGsの内容についてわかりやすくご説明いただきました。また、日本政府や地方のSDGsの取組み、また、世界の取組みの現状を国際協力?国際開発、企業の取組みの側面からご紹介いただき、最後に兵庫県における多文化共生とSDGsについてご紹介いただきました。地域の発展に向けて、グローバルな多様性(ダイバーシティ)を活かし、県民が共につながりあって活躍する包摂性(インクルージョン)に富んだ兵庫の多文化共生社会を実現していくという目標と展望が示されました。

続いて、第二部事例発表では、国際協力の取組みとして、岸田さんより、所属する学生国際協力団体CHISE(チーズ)の活動内容を紹介いただきました。

CHISEは、ラオスの山岳地帯の子どもたちの教育環境を改善することを目的として活動しています。現在は、コロナ禍につきオンラインでできるスタディツアーやその他日本でできる活動を積極的に行っています。また地元兵庫においても障がいを持つ子ども、外国人の子どもなどマイノリティの子どもたちとともに様々な活動を通じ、ラオスの子どもを支援することでインクルーシブマインドの醸成にもつなげられています。

岸田さんの発表の後、主催者である(公財)兵庫県国際交流協会参事 島田様より、兵庫県ウクライナ避難民支援の概要についてご説明がありました。

兵庫県においては、「ひょうごウクライナ支援プロジェクト」~ひょうごは、ウクライナとともに~として、44組92名の来県避難民の皆さんへの支援を行っており、中間報告として共有いただきました。

その後、高橋教授、岸田さんと参加者の質疑応答が行われました。

今回のイベントは、SDGsを国際交流の視点から学び、兵庫県の地域発展に貢献することを発信する有意義な機会となりました。